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22.08.01

「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムで支援を行った富山大学の研究成果が論文として公表されました。

富山大学大学院医学薬学研究部(薬学)製剤設計学講座の大貫教授らによる研究成果が論文として公表されました。この論文では、経口ゼリー剤のゼリーの固さ(ゼリー強度)を評価する新規技術について報告されています。
経口ゼリー剤は服用性に優れる経口内服製剤として注目を集めており、今後、高齢患者用の医薬品などを中心に開発が進むことが期待されます。しかし、現時点では上市されている製品数は少なく、そのため、ゼリー剤の品質や性能を評価するための技術は十分ではない状況にあります。こうした状況の中、本研究では経口ゼリー剤の重要製品特性であるゼリー強度の新規測定手法を開発しました。従来の方法では、ゼリー強度はテクスチャーアナライザーと呼ばれる分析装置を使用して測定されてきましたが、破壊的で測定に手間のかかる手法でした。今回開発された手法では、時間領域NMR(TD-NMR)と呼ばれる新規分析技術とPLS回帰と呼ばれる多変量解析技術を適用し、非破壊的、簡便かつ高精度なゼリー強度の測定が可能です。
くすりの富山発の新しい製剤物性評価技術となることが期待されます。

論文タイトル
「Determination of Hardness of a Pharmaceutical Oral Jelly by Using T2 Relaxation Behavior Measured by Time-Domain NMR」

論文サイトはこちらから
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cpb/70/8/70_c22-00261/_article/-char/en